乳歯の段階で歯並びが悪いと、永久歯もきれいに生えてきません。
また、見た目だけではなく、かみ合わせに問題が起きたり、磨き残しが多くなることでむし歯などのリスクが高まったりと、さまざまな悪影響を及ぼすことがあります。
正しいかみ合わせは、見た目が良くなることはもちろん、食生活や発音、そして将来のお口の健康の基礎となります。
咀嚼しやすくなることはもちろん、ケアがしやすくなることでむし歯や歯周病を防げたり、口呼吸や発音なども改善される可能性があります。
お子様がいつまでもずっと健康なお口で過ごしていけるよう、歯並びが気になる方はぜひご相談ください。
※治療期間:1年半~3年間
※通院回数:15~30回
顎の成長を利用し、顎の骨を広げて歯を移動するためのスペースを作ることで、将来抜歯を伴う矯正治療が必要なくなる可能性があります。
子どもの頃から矯正治療を行って、歯や顎の成長管理をすることで、永久歯列になってからの矯正の期間が短くなる、不要になる場合があります。
子どもの矯正治療から開始することで、永久歯列になってからの治療が短縮・不要となる場合があるため、治療期間・費用を軽減できる場合があります。
顎の骨の成長を利用して、歯並びを無理なく適切な方向へ効果的に導くことができますので、身体への負担をできるだけ抑えることができます。
6歳から12歳頃までに始めるのが一般的ですが、年齢を問わず、保護者の方が気になったらなるべくお早めにご相談ください。
お子様に合わせた治療法や開始時期をご提案します。
昔に比べ、歯並びの悪い子どもが増えています。
その原因の1つに、現代は柔らかい食べ物が多くて噛む必要がないため、顎が十分に発育していないことがあげられます。
歯並びの悪さは見た目だけでなく、磨き残しでむし歯や歯周病になりやすい、発音・発話がしづらいなどの悪影響も与えますので、早めに適切なケアをしてあげましょう。
子どもの矯正治療は、年齢によって治療方法が変わります。それぞれの特徴を理解していただき、お子様のお口の状態だけでなく、ライフスタイルや性格なども考慮して開始時期をご提案いたします。
乳歯と永久歯が混在する時期は、顎の成長をコントロールして歯の生えるスペースを広げて、永久歯が適切な位置に生えるよう誘導する矯正治療を行います。この治療を行うことで、永久歯が生えそろった際に行う矯正治療の負担が軽減されたり、治療が不要になったりする場合もあります。
【装置装着期間】永久歯が生えそろってから行う矯正治療は抜歯を伴うケースが増えますが、乳歯が混在する時期に行った治療の経過によって、治療内容が変わります。お子様の歯並びの状態によっては、小学校高学年~中学生以降からスタートしたほうがよい場合もあります。
【装置装着期間】昔からある治療方法で、皆様が想像される矯正装置だと思います。
歯の1本1本にブラケットと呼ばれる装置を取りつけ、ワイヤーをはめて使用します。
月に1回程度、ワイヤーを調整して歯を少しずつ動かしていきます。
当院では透明なプラスチックや白のセラミックなど、目立たない素材のブラケットを使用しています。
装置の大部分が顔の外側にあり、主に夜間就寝時や在宅している時間に装着します。
頭に固定する部分と、口の中や顎に装着する部分、頭と口・顎のパーツをつなぐ部分の3つのパーツから構成される装置です。
頬や首にも装置が触れることになり、装置を着けて眠れるか心配されることも多いですが、ほとんどのお子様が慣れて眠ることができています。
口腔筋機能療法(MFT)とは、舌や口唇、顔面の筋肉、口まわりの筋肉を鍛えて口腔周囲の筋肉バランスを整える療法のことで、開咬や上顎前突、反対咬合の原因となっている舌癖を治すために行います。
当院では、矯正治療とあわせて口腔筋機能療法を行い、舌癖を改善することで正しい飲み込み方や発音ができるようにするほか、矯正治療後の後戻りの予防を図ります。
お子様の年齢や筋肉のバランス、舌癖、生活習慣に合わせたプログラムを作成して進めていきます。
実際に矯正装置をつけて治療を行うのはお子様ですが、ご家族の協力が不可欠です。
お子様、ご家族、矯正歯科医、歯科衛生士で一丸となって、治療に取り組んでいきましょう!